アウトロー
無法者=アウトロー、一見するとワクワクする映画の題名に出て来そうな言葉である。この言葉の歴史は古くロビンフッドにまで遡り当時は侮蔑用語だったらしい。
現在この言葉から連想される人物はと問われれば、即座に「国会議員」か自称「上級公務員」と誰もが答えるはずである。「上が上なら下も下」と言う言葉があるが、コロナ禍の中呆れるばかりである。北野武がツービートの頃「赤信号皆で渡れば怖くない」と流行らせた事もあったが… 笑い話に「とある村長選挙の後、長年連れ添った奥さんと離婚して独り山奥で隠居した」というのがある…落ちは、家族・親戚・後援者も沢山人がいたのに、開票したら一票しか入っていなかった。
私のよく知っている社会福祉法人がある。コロナ禍の前は、忘年会も新年会も歓送迎会も花見も社員旅行も、おうよそ考えのつく限りの祝い事を大々的におこなっていた。なのに此処一年以上全く聞いていない。代わりに職員たちには、酒類等を配っていると聞いた。こう言う人物が「国会議員や上級公務員」に成っていたら…と一瞬思ったりするのだが、「国会議員や自称上級公務員」一人一人は、きっといい人だと思う。結局は権力の魔性には勝てない「ブルータスお前もか」と言うことか。
思い浮かんだ言葉がある「実るほど こうべを垂れる 稲穂かな」。