Blog理事長の独り言

㉒過保護と過干渉

過保護と過干渉の違い。

聞くところ、過保護は子供の自主性と成長を妨げる悪の権現として使われる事が多い様に感じる。果たしてそうなんだろうか…?赤子や幼子が泣いているとき親は何をなすべきか、只々ギューと抱きしめれば泣き止む。これを過保護とは誰も言うまい。犬や猫の世界でも、野生の動物の世界でも、子が危険な目にであったり、引き離されようとされるとき、親は死に物狂いで歯向かう…これを過保護と云う者は居ない。自分の子を守れない親が、家族や職場や社会を守れるはずもなく世の役に立つとは到底思えない。親子関係に置いて過保護は欠く事の出来ない大切な役割があると私は思う。例え社会人になった子供であっても、過保護であって大いに結構だと声を大にして叫びたい。

ただ残念なのは、過保護と過干渉の区別がつかない親が多すぎて、勘違いをしているのではなかろうかと思う。過干渉これは、はっきり言って良くない。親が自分の価値観を子供に押し付ける(進学、就職、友達選び、結婚、恋愛等々)行為は論外である。

親子関係が定まれば、子どもはすこやかに成長する事は火を見るよりも明らかであり、そのことがやがては公共の社会の利益につながっていく事になる。

社会を、親を見て子どもは育つと言われる。手本となるべきは、親であり社会の先輩である我々ではなかろうか…

山本五十六の言葉「やってみせ、言って、聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」。

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