Blog理事長の独り言

㉒過保護と過干渉

過保護と過干渉の違い。

聞くところ、過保護は子供の自主性と成長を妨げる悪の権現として使われる事が多い様に感じる。果たしてそうなんだろうか…?赤子や幼子が泣いているとき親は何をなすべきか、只々ギューと抱きしめれば泣き止む。これを過保護とは誰も言うまい。犬や猫の世界でも、野生の動物の世界でも、子が危険な目にであったり、引き離されようとされるとき、親は死に物狂いで歯向かう…これを過保護と云う者は居ない。自分の子を守れない親が、家族や職場や社会を守れるはずもなく世の役に立つとは到底思えない。親子関係に置いて過保護は欠く事の出来ない大切な役割があると私は思う。例え社会人になった子供であっても、過保護であって大いに結構だと声を大にして叫びたい。

ただ残念なのは、過保護と過干渉の区別がつかない親が多すぎて、勘違いをしているのではなかろうかと思う。過干渉これは、はっきり言って良くない。親が自分の価値観を子供に押し付ける(進学、就職、友達選び、結婚、恋愛等々)行為は論外である。

親子関係が定まれば、子どもはすこやかに成長する事は火を見るよりも明らかであり、そのことがやがては公共の社会の利益につながっていく事になる。

社会を、親を見て子どもは育つと言われる。手本となるべきは、親であり社会の先輩である我々ではなかろうか…

山本五十六の言葉「やってみせ、言って、聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」。

㉑レッドカード・一発退場

いま、JOCが揺れている。渦中の森会長(私の事ではない)は、学生時代ラガーマンだったと聞いているが、経歴詐称だったんではないかと疑ってしまう。少なくともラグビーのルールでは、レッドカードが出た時点で退場するのが当たり前で「ごめん」と誤ってそのままピッチでプレーを続ける事は許されない。最も彼がプレーしていたラグビーは、それが有りだったのかもしれないが。

兎角この男、失言・無責任ぶりには事欠かない。この男が総理大臣を辞するきっかけになったのが【えひめ丸】惨劇である。2001年10月8日08:45ハワイ・オアフ島沖で、愛媛県立宇和島水産高校の実習船・えひめ丸が真下から急浮上して来たアメリカの原子力潜水艦「グリーンビル」によって沈没し、乗員35名のうち、船内に閉じ込められた教員5名、生徒4名(1名は現在も不明のまま)が死亡し、海底600m(現在は1800mに移動)に沈んだ惨事である。日米地位協定の問題点は、またの機会(馬毛島 等)で述べる事として今回は省略する。

時の内閣総理大臣だったのがこの森 喜朗である。この男、当日は休暇を取り「戸塚カントリー倶楽部」でゴルフをやっていた。事の一報が入っても、ゴルフ代が勿体無いと思ったのかそのまま最後までプレーを続けたと伝えられる。

言い間違いや、気づかずに差別的な言葉を使ってしまう事は誰にでもある事なのでそのことを論ずるつもりはないが、責任の取り方は公的な人間と、一般人ではおのずと違う、公人であるならば言い訳をせず、潔く去るべきであって、地位に執着する老人の醜さはやめて欲しい。この男を必死になってかばう関係者等は口々に「オリンピック誘致の功労者だから」とか、「オリンピック成功の為には余人をもって代えがたい」とか「お世話になったから」とか的外れな応援に終始している。問題になっているのは、この男が【現職の国会議員】だと云う事であって、だからこそ品格が求められている。明治の初め、維新に大功労のあった勝 海舟が政府の一員に参加することを求められたとき「私は、堅苦しいのがで~きらい」と言って断った有名な話があるが、一言の失言・失敗も許されないのが政治家ではないのか、

それが嫌なら始めから政治家になんかなるなと言っておきたい。

最後は内閣支持率8%、不支持82%だった。この男の辞書には、「レッドカード・一発退場」と言う言葉はないらしい。

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