㉙馬毛島に思うこと3
馬毛島に思うこと・3
急ピッチで国の既成事実化が進む馬毛島について考える。
世間的な一般通念として一度上げた生活水準は、もとに下げるのは難しいと云う。 補助金にすがりたい人たちに問いかけたいのは、未来永劫 国が補助金を払い続けるとでも思っているのだろうか? 国の補助金が打ち切られた時、自分たちの力で上げたわけではない市の肥大した財政を、なんで埋めようとしているのだろうか? いったん、おこぼれ補助金の甘い味を覚えた財政確保の行きつく先は、補助金が貰えるものなら、核廃棄物でも、産業廃棄物でも、人の嫌がる物なら何でも引き受ける総合ゴミ商社になるしか選択肢はなくなってしまう。事実補助金が打ち切られた地方自治体の末路はあわれで、人の嫌がるゴミ集めに終始している。そこには、口先でどんなに繕っても、子ども達の未来も種子島の未来も念頭になく、ただ目先のぶら下げられたニンジンに自分だけは食らいつく様な浅ましさだけが見えてくる。
たとえば地球温暖化から見えてきたように、人は地球をわがもの顔で喝破してきた付けが、いま抜き差しならないところに来てしまっているんだという自覚がない。このまま進んで気温が平均1~2度あがると地球は終焉を迎えると警告を鳴らす科学者すら表れている中で、金の為なら自然をも破壊し、裸の馬毛島にし、騒音をまき散らし、生活環境を破壊し、住みにくい種子島に作り変えて何処へ行こうと云うのか?
西之表市は、自然を元に戻し子ども達が自然・体験できる環境を整え、市民の憩い合う場所として活用していくとしている。
仮想敵国を作り、脅威・強大を創り上げ、国防予算を増やし、一部の者が甘い汁を吸い、一部の者が利権にぶら下がり 先の大戦中も今もこの国は、何一つ変わっていない。
ゴミ集めは地域の清掃活動だけで間に合っている。
㉘自分がされて嫌な事は人にしない
自分がされて嫌な事は人にしない、簡単なようでこれが意外と難しい。 母がよく聞かせていた言葉に「人の痛さは100年でも我慢できるが自分の痛さは1秒でも我慢できないこんな人間になってはいけない」と云うのを思い出す。
中国・春秋戦国時代、一人の哲人が現れた。【孔子】である。彼はある時、十大弟子のひとりであった【猛子】から「人として最も大切なことは何か」と問われ即座に「己の欲せざる所は、人に施す勿れ」と答えたと【論語】の中に言い伝えられている。
社会制度も時代背景も民の意識も現在とは全く違っているので一概に論語全てを現在に当てはめる事は出来ないが、この一文だけは現在の社会を暗く覆い尽くしている「いじめ」や「児童虐待」や「パワハラ、セクハラ」など弱い者いじめの風潮に唯一立ち向かう伝家の宝刀ではないかと私は思う。
わが身に起きたことと思える人が増えていけば素晴らしい社会になる事は間違いないのだが… 取りあえず一人から始めることにしよう。
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