㊱選挙にいこうよ‼
【選挙に行こうよ‼】
日本に選挙制度が取り入れられたのは、明治23年(1890年)のことである。
といっても現在私たちの知っているものとは随分違っていて、有権者は全国民の1%程度だったとある。
こんにちの選挙制度に至る道のりは非常に長く、困難なものでその背景には投票したくても出来なかった人、投票権を得るために命懸けで戦ったひとなど、様々な先人たちの思い、苦労を経て今日に至っている事を忘れてはならない。
にも拘わらず投票率が極めて低いのはなぜなのか? 選挙と言えば何故他人事なのか?現在の政府を支持しているのは、全有権者の25%で成り立っている事実を、今一度立ち止まって考える時期に来ているのではないかと強く思う。
私たち郁英会は「いじめ」問題に取り組むことをコンセプトに置いて活動しているNPO法人である。その中で一番やっていけない事として、「見て見ぬふり」をしないと云う事を掲げている。
ある犯罪心理学者が言っていた言葉を引用すると「実行犯に重大な責任があることは当然のこと、でも一番の悪は「見て見ぬふりをすること」となる。
社会を、政治をより良い方向に変えられるチャンスを得ながら、なんだかんだと言い訳を探して選挙に参加しないのは、「いじめ」を目の前にして見て見ぬふりをすることに共通している様な気がしてならない。
無関心を装うのは、もう卒業しよう‼子ども達に決していい影響を与えない。
㉟協調と同調
【協調と同調】
某テレビ局のモーニングショーで、あるコメンテーターが協調と同調のうんちくについて述べていたが、聞いていて大いに納得させられた。確かにこれまで日本社会は、協調社会を重視する社会だと思っていたが、実は協調社会ではなく単なる同調社会に過ぎないと云う事が納得できた。
改めて、広辞苑によると「協調」とは利害の相反する双方が、協力して問題を解決することで、「同調」とは他に調子を合わせる事とある。「お調子者」は、どこの世界、いつの時代にも確かにいるしそれが全部悪いとは思わないが、同調圧力に屈した結果であるならば話は違ってくる。
50年以上前の話として「国防婦人会(となり組)」というのがあった、ふた昔前には「モンスターペアレント(恐怖のPTA)」というのもあったらしい。現在でも「見て見ぬふり」は横行している。これらに共通しているのは、自分の意思を持ち合わせていないと云う事である。
一人くらいはいいだろうなどと、思ってはならない100人が100人そう思えば、それが全員の総意と云う事になる。今度の総選挙も同じである。「私の一票くらいでは…」と思うか「私の一票で…」と思うか。似て非なるものである。
㉞恥を知る
恥を知る
「恥を知る」とは、広辞苑によると恥ずべき事を知る=自覚する。とある。解釈も諸説あって迷ってしまうが、私の独り言なので私の独断で進めていきたい。諺に【天知る、地知る、我が知る、やがては他人の知るところとなる】というのがある。恥ずべき事をしでかした時、黙っておこうと思っても自分はごまかせない。
ドラマなどで使われる「うそ発見器」等は、この心の動きを科学的証明する為に発明されたと聞いている。対義語としては、当然「恥知らず」という事になる。
よく、悪い事をして捕まった犯人が護送されるとき、頭から毛布や上着を被って、手で顔を覆い隠して下を向いているのは一応恥ずかしさを知っている証とも見える。
末期の菅総理は、目は虚ろで何を伝えたいのか意味不明しかも自分の言葉ではなく原稿の棒読み。あの姿はまさに恥だけは知っているのだなと私には見えた。
当時の某大蔵大臣なんぞは、原稿の棒読みですら読み間違えてもテレビカメラの前で堂々と居直り、今回の総裁選びでも黒幕気取りで大物風を吹かせている姿に比べたら人間的にはちょっぴり同情した。
悪い奴ほどしぶといという事か?…
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