③子ども会の目指すもの
子ども会の目指すもの
幕末から明治にかけて、多くの若者が海を渡り欧米に向かいました。今で言う留学です。ほとんど全員が言葉を理解できなかったであろうと推察できます。にも拘らず彼らは、大いに歓待され尊敬さえされたと伝えられています。
日本は長きに渡り武士の支配する社会が続いていました。そこでは孔子の儒教が思想の根本にあり、それが少しずつ形づけられて日本流の完成を遂げていったのではないでしょうか。その精神は少し薄れては来ていますが、今でも多くの外国人から事あるごとに讃えられるのはその名残だと思うのは私一人ではないとおもいます。
温故知新と言う言葉があります。倫理を語るつもりはありませんが、今こそ未来を担う日本の子供たちに、先人たちが残した歴史・文化・精神を正しく伝えていくべきだと思います。孔子の残した言葉の中に、私の大好きな一文があります。「恕の心」の中で「己の欲せざる所はひとに施す勿れ」と教えています。日本的に言うと「惻隠の情」という事になるのでしょうか。
現在の世相を見てみると、大人の世界は余りにも強者の論理が横行しすぎています。バレなければ何をやってもいいと思っている政治家(屋?)、平気で嘘をつく高級官僚と呼ばれる人間達。…ほんらい手本とならなければいけない者達がこうでは、子供たちは道に迷ってしまいます。
子どもは大人を見て成長します。良い土壌でしか良い作物は育ちません。私たち郁英会は、「恕の心」を 未来を担う子供たちに繰り返し伝え互いに学んでいきたいと心から願っています。
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