【いちず】
家族の一員である「ポン太」君が、左肩のじん帯を痛めて治療に専念している。
当初は(4/1頃)足を引きずるくらいだったので、足か爪を痛めたくらいにしか思っていなかったのだが、翌日にはさらに苦しそうな表情で何かを訴えるそぶりを見せるのだが「犬語」が理解出来ないもどかしさで、只々「どこが痛い」「頑張れ」と声を掛ける位しかできない自分が情けなくさえ思えた。
その晩は最悪で、まったく動けず寝たきり状態で瀕死の状態に見え、これでお別れになるのかと思ったりもした。
そんな状態であるにも拘わらず私が動くと這いつくばりながらついて来ようとする「いちず」な姿を見たとき、涙が止まらなくなった。
我が家に来て12年、片時も離れたことのなかった「ポン太」君(勿論寝る時も一緒)の存在価値がこれ程までに大きなものだったのかと改めて知った。
人は、あることが当たり前と思っていることが多いが、無くなった時の喪失感は、想像しない。今回の騒動で、感謝することを忘れている自分を少し取り戻せたかな~なんて勝手に思っている(横で女房が私にも感謝しなさいと言っている)。
日曜日は、少し元気が出てきて、月曜日に朝一番乗りでペット病院に連れて行き。痛み止めと抗生剤処方ですっかり元気になった「ポン太」君。今の合言葉は「あと10年、元気で頑張ろう」