Blog理事長の独り言

⑪古城

古城

三橋美智也の歌に”古城”と言うのがある。廃墟となった古城に一人たたずんで過ぎ去った

栄光をしのぶ歌である。本来なら東京オリンピックが開催される前日の7月23日、水泳の池江璃花子選手が無人の新国立競技場に一人たたずんでスピーチを行うシーンをテレビで繰り返し流していた。 選ばれた選手たちも、楽しみにしていた我々も弁舌尽くし難い複雑な心境で眺める事になった。 半年程前 箱根駅伝に沸き、オリンピックイヤーの到来を誰もが疑わなかった…現状を見るとき、まさかこんな事になるとはと言うのが正直な気持ちである。 

政府や自治体が取っている新型コロナ対策を見ていると、国民の命を守ると言う姿勢よりも、来年のオリンピックを東京で是が非でも実現するんだとの方針で進めているようにしか見えない。彼らから見れば国民―高齢者の命より国家のメンツの方が大切と言う事なのか…コロナと共存していく新しい未来をと口先では言ってみても、我々には全く伝わってこないのは何故なのだろうか…???

ことわざに「死んだ児の歳を数える」と言うのがあるが、悔しい・残念な気持ちは国民の方が純粋に強い。政治は、今 日本国民に何が最も必要なのか原点に返ってかじ取りをして欲しいと思う。栄華を懐かしむのは歌の世界だけにして欲しい。

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